路地茄子の地面づくり始まり
久しぶりに畑の記事を書きます。時事の事など山ほど書くことが有るのですが、いや・・報道で取り上げられない件が多すぎて本当は書きたいと思ってますが、ココでの本来の農業記事に致しました。
家庭菜園での夏野菜はイロイロありますよね。キュウリ・トマト・メロン・モロヘイヤ・・書き出せばキリがないのですが、今回は路地茄子です。家庭菜園では難しい作業も有るのですが、普段、プロの農家さんがどのように地面を作るか、一つの例として記事にしたいと思います。
家を建てるのも最初の基礎作りが一番大切と思っています。これでも建築の学校を卒業しているんですよ^^ 同じように野菜の栽培においても地面づくりは最重要項目と考えます。これがしっかり出来れば、梅雨明けに追肥なんて作業も無くなり、お盆過ぎまでキープ出来ます。毎年の検証で実証済なんです。
まず、こうした機械で地面深くまで掘り起こします。こうする事で、使っていない土を表面に移動させることが出来るので肥料関係などが効きやすくなると考えられます。どれくらい深く入るかと申しますと・・
比較の為に人に立ってもらいましたが、肩くらいの高さから膝上くらいまで入ります。約1mくらいでしょうか。
茄子の根は、相当伸びます。3m以上伸びます。なので、地面の深くまで柔らかくすることで根が伸びやすくなります。それにより成長が早くなり広い範囲から水や栄養を吸収する事が出来るようになります。
溝が入った状態で1回目の肥料を入れます。この資材は私たちが販売している資材ですが、これに関しては最初に入れた後は収穫終了まで追肥いたしません。
この検証圃場では10a当たり5tの堆肥を入れています。風よけに育てるソルゴーは堆肥喰いなので、その分も換算していますし、堆肥+この資材で重みも出ます。よって少し早めの収穫でも出荷規格のグラムが期待できます。
2回目の肥料は8-8-8を10a当たり40kgでok。スミカエースなどの長期持続型肥料の場合、10-10-10を40kgで仕上げます。検証上ですがスミカエースの場合は追肥を行うのがお盆過ぎで大丈夫でした。(4月25日定植の場合)
今年は普通の8-8-8を使いました。梅雨の谷間にスミカエースを一度、追肥しようかと思っています。若しくはマルチ作業の際に少し、使うかもしれません。
仕上がりました。
後は、マルチシートを芯々で2100mmにして張ります。株間は75cmで行います。
こんな感じで路地茄子の準備が始まりました。
本職の方も、家庭菜園の方も、いよいよ始まりますね。今年も楽しい栽培にしましょう。お庭のある人は是非トライしてみて下さい。お子様の食育にもなりますし、自分で栽培した野菜を食べるなんて、素敵なお話じゃないですか。遊びに出てコロナのリスクを被るより健康的とも思います^^
それでは今日はこのへんで♪
0コメント