茄子の半身萎凋病撲滅に向けて、今年も検証。
いよいよ夏野菜本番となりましたね。まずは御礼から。
今年も、多くの生産者さんが特許苗(台木から吹かない)のご注文を頂きました。本当に有難うございます。
本日、無事に全ての茄子苗の配送が完了いたしました。暑い季節に大変な畑作業となりますが、くれぐれもお体にはお気をつけ下さり、たくさんの美味しい茄子を収穫してくださいね。
また来年も、よろしくお願い申し上げます。
また、昨年度に試して頂いた、光合成菌も結果が良かったようで、「例年と違う。」とか、「初期の生育に関しては顕著に効果が表れる。」などのご意見も頂き、今年も引き続きお使いいただきましたことも、重ねてお礼申し上げます。
光合成菌に関しましては、圃場により効果は変わってくると思われます。今までの地面の管理状況でその差は発生してしまいます。次世代につなげる圃場作りの為にも、光合成菌は試して頂きたい一品です。
さて、私たちのゴールである「半身萎凋病の撲滅」にむけて、今年も茄子苗の定植が完了いたしました。
これは、定植前に行う、地面へのお注射です。2種類やりますので、2回の作業となります。定植2週間前より開始となりますので、マルチ張りも定植2週間前となります。
理想は、雨が降った2日後のマルチなのですが、雨が降らなくても2週間前なら地下の水が上層部に上がり、全体に湿気た状態となります。
それは、茄子の根が水を求めて下方に伸びてくれ安くなるというイイ面も有ります。諸説ありますが、マルチ内に潅水チューブを入れて水を与える方法は、茄子の根が伸びにくいと言う文献も出ていますが、いずれにせよ根は地下に向かって伸びてくれれば水切れの心配も少なくなると思われます。
検証では、この方法で、定植時にポットをドブ漬けする意外には、圃場に水を補給する事は一度も有りません。
が、ここで問題となるのが半身萎凋病です。
半身萎凋病の糸状菌(カビ菌)は地下40cmあたりから存在するので、地下に根が伸びやすくなると言う事は菌に触れやすくなると言う事です。
半身萎凋病の子供は、根が菌を中心とした1mm以内に根が近づくと、その根に侵食します。やがて茄子の木に広がり茄子は35℃を超える気候になるまで症状が続くのです。
この子供たちを無くすことが私たちのゴールです。
今年も、昨年施した作業で、どれくらい軽減できるのかを検証いたします。
菌を不活化させる方法は・・・
一般的に菌を不活化させる方法。例えば、紫外線・蒸気・燃焼などですが、これ以外に菌を菌で不活化させるや、電気的な作業などが有ります。これを検証するのが目的です。
成功すれば、薬剤を使用しなくて、尚且、施術翌日に播種や定植が行えるようになります。あと何年かかるか分かりませんが、毎年1回しか行いない検証を大切にしたいと考えます。
今年は、体験したいと言う青年がお手伝いに来てくれました。写真奥の方です。初体験で定植作業翌日は、腰から下が痛くて動けません>< との事でしたw
定植も完了し、パスライトで風から守ります。5月中に3回の大風が有るのですが、2回目まで掛けておきます。
これ以外に、トマトの青枯れ病の検証なども有ります。
コロナのせいで自粛ばかり。家庭菜園をされる方が増えているそうです。良い事だと思います。命を喰らって私たちは生きている事を実感する最初のステップとして体験出来ますから。
心からの「いただきます」が言えるのは素晴らしい事です。
今の大人たちの背中を見て子供たちは育ちます。路上飲みしてゴミをまき散らいしているアナタ。そうしてしまう行動は、アナタが批判されるだけではなく、親御さんの躾にまで及ぶことを知ってください。
自粛疲れも理解できます。我慢にも限界も有ると思います。飲むことに関しては何も申し上げる事はありません。それで少しでもストレスが解消できればイイ事です。でも、ゴミでそこの住人に迷惑をかけるのは、コロナ自粛と何も関係は無いと考えます。アナタの道徳観だけです。
インタビューで、「罪悪感はありますけど・・・」とか、「0か100にしてくれないと中途半端で」とかイロイロご意見が有りますよね。
政府に言いたいのは、もっと細かく感染防止方法を伝える事。5人以上の飲食がダメとかではないのです。個人の行動で、こうしたケースで感染しました。という実例を列挙する事で、予防策が細かく分かるようになるのです。
以前にも記事に致しましたが、とあるコンビニが感染源でした。それはトイレ。という事は、ウォシュレットのボタンやタンクレバー、トイレットペーパーの金具など細部につて素手で触らない事を徹底すれば防げていたかもしれません。
こうした情報を、どんどん上げて欲しいですね。
では、またの記事でお会いいたしましょう。
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