3-26 その2
熱戦から一夜が過ぎ今日は報道局各局とも賞賛の報道を繰り広げておりました。また、それに値するさくらジャージの活躍でした。海外メディアも賞賛しているものが多いようです。
で、問題はココからです。
今日の記者会見でリーチ・マイケル主将がこういうコメントをしていました。
「また日本に感動を与える試合をする事が大切である。」
おそらくこのコメントは、協会に対する要望の気持ちが込められていると思われます。
ある報道を読むと、協会の中には今後とも日本代表を強くする為に世界のリーグに出る事に消極的な方が多いと書いて有りました。
その事は英国メディアも同じような事を書いております。内容は・・・・
今回の日本は本当に素晴らしかったし強かった、ノーサイド直後、観客に礼をし涙を流す者もいた。私達はこの事実をノートに書き記さなければならない。また日本のチームを見てみたい。しかし、私達は今度、いつ日本代表を見ることが出来るのであろうか?
これは、スーパーラグビーから日本が排除される事を言っていると思われます。協会の意見を鵜呑みにするとスーパーラグビーに留まる為には日本に向かい入れる各国の渡航費などを負担しろ。と、要望が有ったそうです。金額にして10億円ほど。どう考えても、それは無理なので辞退するしかなかった。と言う事ですが、2018年頃からスポンサー協力の要請などを打診されていたそうで、その頃から対応を考えていればスーパーラグビーに滞在出来ていたのではないか。と批評する専門家もおられます。
そうした世界の強豪と直接戦うことで益々強くなれるハズなのです。
かつての、女子サッカーやソフトボールのように、瞬間湯沸かし器のごとく熱し、そして絶対零度クラスの勢いで熱が冷めていくような繰り返しはどうなのでしょう。
個人的に思うのは、オリンピックに大金をつぎ込んで何が残るのだろう。思い出?名誉?伝説?海外から人が多く来ると言う事は、外来種の虫や病気も来る可能性も有る。そんなリスクを犯してしかも大金をつぎ込むのであれば、自国のレベルを上げるために税金を使って欲しい。
小さな会社が素晴らしい技術を考えたが資金が足りない。政治家に陳情したら「大きな会社を紹介しましょうか」と言う。省庁に行っても同じ意見が帰ってくる。
お金の使い方(税金の使い方)をもっと世間を知っている人が決めればイイのに。と、思うのです。
少し話が逸れましたね。マイケル主将からもう一つ大切なコメントが有りました。
「たくさんの選手やサポートスタッフ、また家族などが多くの犠牲を払いました。」
何かを得ようとすれば何かを犠牲にしなければなりません。そして犠牲を払ってもゴールに辿り付ける保証などないのです。しかし、それをした人だけに、ゴールに辿りつく権利が与えられると言う事を、私達も考えなくてはなりませんね。
今回のさくらジャージは、本当に大きな感動を日本に与えてくれました。また、ラグビー独特であるノーサイド後のグラウンド風景も、ずっと記憶に残ります。ノーサイドのホイッスルと同時に、どちらのサイドも無くなる。心地よい風景であり涙する場面でもありました。
各スポーツ界が悩めるのは、やはり資金でしょうね。野球のような人気スポーツ以外は本当に大変だと思います。世論が盛り上がれば国も動くかもしれませんね。
3-26は、多くの事を学ばせてくれましたし、考えさせられました。そうした意味に於いても最高のw杯だったと思います。
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